不信任票

 

毎年、この時期になると、とある団体の役員さんを決めるための

選挙があります。

 

その団体の何らかの役を担い始めて10年以上になるので、

告示から開票結果発表までの流れも十分承知しているし、

そのときの自分の中におこる感情も覚悟してはいるのですが、

やはり、投票結果の自分への不信任票数を見ると、10分ほど

動揺してしまいます。

 

私は、これだけの人に反対されているんだ・・・。

 

その団体の中で特に目立った事をしているわけではないのに、

不信任票が入るってことは、取り組みがどうこということではなく、

人間的に嫌われてるんじゃないかと、頭の中でぐるぐるまわります。

 

やっぱり、おとなしくしてた方がいいんじゃないか。

 

そんな言葉も頭に浮かびます。

 

でも、10数年前にこの団体を通じて知り合った方が、

「この不信任票がもっと増えないと、自分たちのしている事を

知ってもらっている事にならない。」

という事をおっしゃっておられた事も、思い出すのです。

 

その方は、代表をされていた方でした。

大多数の人から認められ信頼されていた方なので、この方の

方針、取り組みに不信任をする人が増えるなんて、私には思いも

しなかった事でした。

ましてや、自分がしている事の影響度をはかるために、その投票を

一つの目安にするなんて!

 

毎年この時期に、10分ほど動揺し、そして10数年前の言葉に

力付けをもらう。

 

前に出るのならば、反対意見も含む器を持とう。

自分の叶えたい事のために、思う道を進もう。

 

そう仕切りなおす時期です。

 

その方には、

「引き受けたからには一生懸命やりなさい。」

という言葉もいただきました。

 

「やる」という立ち位置に、しっかり立つ!

 

さて。

働いてこよう^^